ニューヨーク貴金属市況=金は反落も、弱い米小売売上高を受け下げ渋る

2019/02/15 6:00:00

 14日のニューヨーク貴金属市場は、パラジウムを除いて軟化。
 NY金は小幅反落。米商務省はこの日、政府機関一部閉鎖の影響で延期されていた昨年12月の小売売上高を発表。前月比1.2%減と市場予想(0.2%増)に反して大幅減少となった。同統計発表前の電子取引では、米政府が追加関税棚上げの交渉期限を3月1日から60日間延長する案を検討中と一部で報じられ、米中通商協議への楽観的な見方がさらに強まったことから地合いを緩め、一時1300ドル割れを試していたが、本取引開始後に米小売売上高の低調が明らかになると米景気減速への懸念が生じ、これが投資家のリスク回避姿勢を強めたことから安全資産とされる金は買い戻されて下げ渋る格好。取引中盤にかけては、北京で行われている米中閣僚級通商協議は平行線を辿っていると一部の米メディアが報じたことでさらに買い戻されたため、プラス圏を回復する場面もあるなど全般的に不安定な値動きとなった。

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