ニューヨーク貴金属市況=金は反発、米欧貿易摩擦への懸念を受け買い先行

2019/02/23 6:00:00

 週末22日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み反発。
 NY金は反発。米連邦公開市場委員会(FOMC)声明により利上げ停止観測が後退したことなどを背景に、売りが膨らんだ前日の流れに対する反動で安値拾いの買いが見受けられる中、米国が欧州の自動車に関税を発動した場合に備え、欧州連合(EU)が報復措置を用意していると一部米メディアが報じ、これを受けて米欧貿易摩擦への懸念が生じたことから、安全資産とされる金を買い戻す動きも見受けられ、堅調に推移した。
 ただ、米中両国が追加関税の発動期限である3月1日に前に貿易戦争終結に向けた合意を目指す中、トランプ米大統領はこの日、中国の習近平国家主席と近く会談するとの見通しを示し、その上で両国の通商問題について最終的に合意する可能性があり、自身と習主席との間で通商をめぐる最大の決定を行うと述べ、これを受けて安全資産としての魅力が弱まったためか、清算値(終値)確定後の電子取引では頭重くなっている。

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