ニューヨーク貴金属市況=良好な米指標を受けて金は続落

2019/03/06 6:00:00

 5日のニューヨーク貴金属市場は、総じて下落。
 NY金は7営業日続落。本日発表された2月の米ISM(供給管理協会)非製造業景況指数が市場予想を上回る良好な内容となったことで、米国の景気先行き懸念が後退。投資家のリスク選好姿勢が強まり、安全資産としての「金」が売られる展開。一時1トロイオンス=1280ドル台前半まで水準を下げた。ただ、売り一巡後は持ち高調整の買いに支えられる格好で下げ幅を縮小した。米中貿易協議をめぐり、ポンペオ米国務長官が「満足のいく内容とならなければトランプ大統領に受け入れる意向はない」と述べた。ただ「米政府は引き続き合意形成に向けて注力する」との見解を示しており、思惑が交錯したほか、18年12月の米新築住宅販売件数が予想を上回ったものの、18年11月分が大幅に下方修正されたため、これを手掛かりに買われたとの見方もあり、全般に方向感に欠ける値動きとなった。

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