ニューヨーク貴金属市況=ドル高を受け金は反落

2019/03/08 6:00:00

 7日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み下落。
 NY金は反落。欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で政策金利の据え置きを決めた。市場予想通りであったものの、声明で年内の利上げ見送りが示されたほか、ECBスタッフ予想で、2019年の成長率見通しとインフレ率がともに下方修正されたため、為替相場でユーロ安・ドル高が進行。ドル建て金相場に相対的な割高感が浮上したことから売られる格好となり、一時1トロイオンス=1280.80ドルまで売られた。米国の長期金利の低下や、米株価の下落を手掛かりに買い戻され、取引中盤以降は概ね1280ドル台後半でもみ合い推移となった。市場筋は「ECBが政策金利に関するフォワードガイダンス変更に踏み切ったことで、欧州経済の先行き懸念が再燃。安全資産としての金買いが下値を支えた」と指摘した。

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