ニューヨーク貴金属市況=金は3営業日ぶりに反落

2019/03/15 6:00:00

 14日のニューヨーク貴金属市場は、パラジウムを除いて反落。
 NY金は反落。英議会下院は前日、欧州連合(EU)から何の取り決めもなく離脱する「合意なき離脱」を拒否する決議案を可決。また、本日は3月末予定の離脱期限延期を問う採決を行い、賛成412・反対202の賛成多数で可決した。これらを受け、経済や社会に大きな混乱が生じるとの懸念を背景に安全資産とされる金を買い進めていた向きからの手仕舞い売りが出る格好。対ユーロでのドル高基調によりドル建てで取引される金に割高感が生じたことにも圧迫された。ただ、メイ英首相は2度否決された離脱案の議会承認を改めて目指す方針を明らかにしたほか、貿易摩擦解消に向けた米中首脳会談が早くても4月になる公算が大きいとの一部報道により交渉長期化に対する警戒感が強まるなどリスク要因が燻っているためか、底堅さも見られた。

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