ニューヨーク貴金属市況=金は反落、利益確定売りが先行

2019/03/27 6:00:00

 26日のニューヨーク貴金属市場は、白金を除いて軟化。
 NY金は反落。米利上げ停止観測や世界的な景気減速懸念などを背景に、金利を生まず安全資産とされる金が買い進まれていた最近の流れに対する反動から利益確定の売りが先行。対ユーロでのドル安基調が一服し、ドル建てで取引される金の割安感が後退したことにも圧迫された。ただ、本日発表された2月の米住宅着工件数が市場予想を下回り、前月比で8カ月ぶりの大幅なマイナスを記録するなど低調な内容となり、米経済減速の可能性が改めて示されたためか下値は限られた。市場からは「22日の米債券市場では、10年債利回りが3カ月物利回りを下回る『逆イールド』が出現した。逆イールドは景気後退の前兆とされているため、安全資産とされる金の下値は堅いのではないか」との声も聞かれた。

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