ニューヨーク貴金属市況=金は清算値確定後に乱高下

2019/05/02 6:00:00

 1日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み軟調。
 NY金は、4月米ADP雇用報告の民間就業者数が市場予想を大幅に上回る結果となり、これを受けて安全資産とされる金は売られる格好。ただ、4月米ISM製造業景況指数が市場予想を下回ったほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)声明とその後のパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見を控えていることもあり、一段の下落とはならずに清算値(終値)は小幅反落で確定。
 その後公表のFOMC声明は、新味に欠ける内容だったためか調整的な買い戻しが入ってプラス圏を回復。ただ、その後の記者会見でパウエル議長が金利について「どちらの方向にも動くべき時ではないと見ている」と発言。これが政策金利の当面据え置きと受け止められ、トランプ米大統領の発言などを背景に利下げを期待していた向きからの失望売りが優勢となるなど、清算値確定後の電子取引は乱高下する展開となっている。

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