ニューヨーク貴金属市況=金は続落、前日の清算値確定後の流れを継続

2019/05/03 6:00:00

 2日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み下落。
 NY金は続落。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は前日、連邦公開市場委員会(FOMC)終了後の記者会見で金利について「どちらの方向にも動くべき時ではないと見ている」と発言し、政策金利の当面据え置きを示唆。これまで、トランプ米大統領が相次いでFRBに対し利下げ圧力を強めていたことから目先の利下げを期待する向きもあったが、パウエル議長の発言を受けてこうした向きからの失望感が広がり、金利を生まない資産である金が売られた前日の清算値(終値)確定後の電子取引での流れを本日も継続。対ユーロでドルが堅調推移となり、ドル建てで取引される金の割高感が生じたことにも圧迫され、一時は約1週間ぶりに1270ドルの節目を割り込んだ。市場関係者は「明日発表の4月米雇用統計が良好な内容となればさらに売られる可能性もある」と指摘した。

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