ニューヨーク貴金属市況=株安を背景に金は続伸

2019/05/08 6:00:00

 7日のニューヨーク貴金属市場は、金を除く3品は下落。
 NY金は続伸。米政府が中国からの輸入品2000億ドル相当に対する追加関税を10日に25%へ引き上げる方針を表明したことに加え、欧州連合(EU)の欧州委員会がユーロ圏経済の2019年の成長率が1.2%と、18年の1.9%から減速するとの見通しを示したことで、世界的な景気鈍化懸念が強まり、欧米株価が下落。投資家のリスク回避姿勢が強まったため、金相場は堅調に推移した。ただ、ユーロ・ドル相場でドルが上昇したため、相対的な割高感が浮上し、上値は抑えられた。
 産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)は最新の四半期リポートで、2019年第1四半期(1−3月期)の世界金需要は前年同期比7%増の1053.3トンだったと明らかにした。宝飾品需要は振るわなかったものの、世界各国の中央銀行による公的金購入量が145.5トンと前年同期比68%増となったことが全体需要を押し上げた。

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