ニューヨーク貴金属市況=米中通商協議への思惑が交錯するなか金は反落

2019/05/09 6:00:00

 8日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み下落。
 NY金は反落。米通商代表部(USTR)が中国からの輸入品2000億ドル(約22兆円)相当に対する追加関税率を10日に10%から25%へ引き上げると官報に掲載し正式に発表した。これを受けて投資家のリスク回避姿勢が強まり、一時1トロイオンス=1290ドル台前半まで上昇した。しかしその後、ホワイトハウスのサンダース報道官が「中国から米国に合意に前向きな示唆があった」と述べたと報じられたことで、過度のリスク回避の動きが後退。金相場はマイナス圏に転落した。9、10両日に予定される米中閣僚級会議の行方に注目が集まっているが、市場筋は「米国は2日目の協議終了を待たずに、10日午前0時1分(日本時間10日午後1時1分)に関税引き上げに踏み切る姿勢を示しており、決着に悲観的な見方も根強い」と指摘した。

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