ニューヨーク貴金属市況=米中貿易協議への思惑が交錯

2019/05/10 6:00:00

 9日のニューヨーク貴金属市場は、金を除く3品は下落。
 NY金は反発。本日から始まった米中貿易協議の先行き不透明感を背景に、欧米株価が下落。これを受けた投資家のリスク回避姿勢の強まりから、安全資産としての「金」が買われる展開。一時1トロイオンス=1280ドル台後半まで上昇した。しかしその後、トランプ米大統領が中国の習近平国家主席から「素晴らしい書簡」を受け取ったとし、「習主席とおそらく電話で会談するだろう」と述べた。また、米中通商協議が今週合意に達する可能性があるとの見方を示したことから、リスク回避ムードが和らぎ、金相場は伸び悩む格好となった。ただ、ユーロ・ドル相場でドルが軟調に推移し、ドル建て相場に相対的な割安感が浮上したことに支えられ、取引中盤以降は概ね1280ドル台半ばでもみ合った。

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