ニューヨーク貴金属市況=金は続落、約2週間ぶり安値圏に

2019/05/18 6:00:00

 週末17日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み続落。
 NY金は続落。中国共産党機関紙の人民日報が1面の論説記事で、米国との貿易戦争は中国を強硬にするだけで決して中国を屈服させることはないと主張。また、中国メディアは商務省報道官の話として、米国の貿易に関する最近の動きは「弱い者いじめの行動」であり、その上で同高官は「米国側が一方的に貿易摩擦を激化させ、交渉が深刻な後退につながったことは遺憾」と米国を非難したと報じ、中国が米国に対する態度を硬化させていることが浮き彫りとなる中、両国による貿易交渉への先行きに不安が広がり安全資産とされる金は地合いを引き締める場面もあった。しかしその後は、本日発表された5月の米ミシガン大学消費者信頼感指数が予想を大きく上回る良好な内容となり、これを受けて投資家がリスク回避姿勢を弱めたことから金は売られる格好。同指数を受けてドルが対ユーロで堅調推移となり、ドル建てで取引される金の割高感が生じたことにも圧迫され、約2週間ぶり安値圏へと値を沈めた。

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