ニューヨーク貴金属市況=金は続伸、1280ドル台後半

2019/05/31 6:00:00

 30日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み上昇。
 NY金は続伸。本日発表された米国の1−3月期の国内総生産(GDP)改定値は前期比3.1%増と、速報値(3.2%増)から下方修正された。市場予想通りであったものの、同期の個人消費支出(PCE)物価指数のコア指数が1.0%上昇と、速報値の1.3%上昇から下方修正され、4年ぶりの小幅な上昇にとどまり、米連邦準備制度理事会(FRB)が掲げる物価目標の2%を大きく下回る格好となった。また、クラリダFRB副議長が講演で「物価上昇率が持続的に2%を下回ったり、世界経済の下振れリスクが顕在化した場合は、金融政策運営で考慮する」と述べたことで、一部で利下げ観測が再燃したことが、金利を生まない「金」の支援要因となり、買い物が優勢となった。ただ、1290ドルに届かず取引中盤以降は、1280ドル台後半でもみ合う格好となった。

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