ニューヨーク貴金属市況=金は一時年初来高値を試すも、その後上げ一服

2019/06/06 6:00:00

 5日のニューヨーク貴金属市場は、まちまち。
 NY金は6営業日続伸。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が利下げの可能性に言及したことなどを受け、金利を生まない資産である金が買われた前日の流れを引き継ぐ中、米民間雇用サービス会社オートマティック・データ・プロセッシング(ADP)が発表した5月の民間就業者数の伸びが予想を大幅に下回り、これを受けてドルが対ユーロで軟化してドル建てで取引される金の割安感が生じたことも上げ足を強める要因となり、一時は1348.90ドルまで上昇。2月20日に付けた年初来高値1349.80ドルを試した。ただ、その後は買い過剰感が高まったことなどから利益確定の売りが入ったほか、米供給管理協会(ISM)が発表した5月の非製造業景況指数が良好だったことを受けてドルが対ユーロで買い戻されたため、上げは一服して高値から大きく水準を落とす格好となった。

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