ニューヨーク貴金属市況=金は8営業日続伸、一時年初来高値を更新

2019/06/08 6:00:00

 週末7日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み堅調。
 NY金は8営業日続伸。米労働省がこの日発表した5月雇用統計は、景気動向を反映するとされる非農業部門就業者数の伸びが予想を大幅に下回り、好調の目安とされる20万人も割り込んだほか、物価上昇の先行指標とされる平均時給も低調となるなど総じて弱い内容。これを受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに動くとの見方が強まり、金利を生まない資産である金は買われる格好。また、弱い雇用統計を受けてドルが対ユーロで軟化し、ドル建てで取引される金の割安感が生じたことにも支えられ、一時は2月20日に付けた年初来高値1349.80ドルを更新した。ただ、買いが一巡すると利益確定の売りに押されたほか、利下げ観測の高まりなどを背景に米株価が大幅高となり、安全資産とされる金を圧迫したためかジリジリと上げ幅を削った。

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