ニューヨーク貴金属市況=金は続伸、1400ドルに乗せる

2019/06/22 6:00:00

 週末21日のニューヨーク貴金属市場は、銀を除き上昇。
 NY金は続伸。米連邦公開市場委員会(FOMC)声明を受けた米国の利下げ観測や、米国とイランの対立激化を背景とした買い物が本日も継続。一時1トロイオンス=1415.40ドルまで上昇し、2013年9月以来の高値を更新した。19日のFOMCではセントルイス連銀のブラード総裁が0.25%の利下げを主張。さらに、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁も、0.50%の利下げを支持していることが明らかになった。カシュカリ総裁は今年の投票メンバーではないものの、米金融当局者の間でハト派色が強まっている見方が浮上。7月のFOMC会合での利下げ観測を後押し、金利を生まない「金」の支援要因となった。また、トランプ米大統領が、無人偵察機撃墜に対する報復措置としてイランの軍事施設3カ所への攻撃を承認し「攻撃開始の10分前に中止を決めた」と明らかにしたため、地政学的リスクの高まりによる安全資産としての「金」買いも継続した。ただその後は、週末要因から持ち高調整の売りが入り上げ幅を縮小したが、清算値(終値)ベースで1400ドル台回復となった。

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