ニューヨーク貴金属市況=金は続伸、清算値確定後に再び買い戻される

2019/06/26 6:00:00

 25日のニューヨーク貴金属市場は、まちまち。
 NY金は4営業日続伸。米利下げ観測の根強さを受けて金利を生まない資産である金が買われやすくなっている最近の流れを引き継ぐ中、米国とイランの対立激化を背景としたリスク回避姿勢の強まりも安全資産とされる金の買いを促し、一時は1442.90ドルまで上昇。2013年5月14日以来の高値を付けたが、その後は買い過剰感が高まったことなどから利益確定売りに押される格好。本日発表された5月の米新築住宅販売件数や6月の米消費者信頼感指数が予想を下回る低調な内容となったことで再び買われる場面もあったが、買いが一巡すると米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が講演でトランプ大統領の利下げ要求を牽制したことを受け、過度な利下げ観測が和らいだためか再度利益確定売りが入り、清算値(終値)は前日と大差ない水準となるなど上げ幅を削った。ただ、清算値確定後の電子取引では米株価の下落などを背景に再び買い戻されている。

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