ニューヨーク貴金属市況=金は続落も、下値は限定的

2019/06/28 6:00:00

 27日のニューヨーク貴金属市場は、パラジウムを除いて軟調推移。
 NY金は続落。香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストがこの日、消息筋の話として米中両政府が貿易戦争の「一時休戦」で暫定合意したと報じ、これを受けて投資家の過度なリスク回避姿勢が弱まったことから、安全資産とされる金は売られやすくなる格好。買い過剰感が高まっていることから利益確定売りも出やすく、一時は1400ドル割れを試した。しかし売りが一巡すると、中国の習近平国家主席は米国による中国通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)への制裁緩和などを合意の条件としているとされ、トランプ米大統領がこれを受け入れるかどうかは依然見通せないとの見方も根強く、こうした背景から大阪で開催されている20カ国・地域(G20)首脳会議に併せて29日に予定される米中首脳会談の行方を見極めたいとの思惑が広がり、金を買い戻す動きが出たことから下値は限定的となった。

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