ニューヨーク貴金属市況=米雇用統計を受けた売りは一服、金は小幅安

2019/07/09 6:00:00

 週明け8日のニューヨーク貴金属市場は、まちまち。
 NY金は小幅続落。前週末の米雇用統計を受けた売り物は一服、テクニカル要因からの買い戻しに加え、イラン情勢の緊迫化を手掛かりに、一時1トロイオンス=1409.90ドルまで上昇した。ただその後は、ユーロ・ドル相場でドルが強含みで推移したため、相対的な割高感から売られる格好。前週末の終値付近でもみ合い推移となった。市場では「良好な雇用統計を受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)が大幅な利下げに動くとの見方は後退したものの、7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ観測は根強い」との指摘が聞かれた。また「今後の金融政策をうらなう上で、10日のパウエルFRB議長の議会証言が注目される」との声も聞かれた。
 NY白金は反発。前週末の急落の反動から、売り方の買い戻しが優勢の展開。ただ、米株価の下落に上値を抑えられた。

関連ニュース(貴金属)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ