ニューヨーク貴金属市況=パウエル議長証言待ちで金は小動き

2019/07/10 6:00:00

 9日のニューヨーク貴金属市場は、まちまち。
 NY金は小幅反発。米連邦準備制度理事会(FRB)が大幅な利下げに踏み切るとの観測が後退するなか、アジア・欧州取引時間帯にドル相場が上昇し、相対的な割高感が強まったため、一時1トロイオンス=1380ドル台後半まで水準を下げた。しかしその後は、ドル相場の上昇一服や欧米株の下落を眺めて買い戻され、ニューヨーク取引時間帯は概ね1400ドル付近でもみ合う格好となった。市場では、10、11両日のパウエルFRB議長の議会証言を待ちたいとの思惑が強まっている。また、10日に公表される6月18−19日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨にも注目が集まっている。
 NY白金は反落。ドル相場の動向に連れて浮動するなか、欧米株の下落を嫌気した売り物が先行。一時810ドルを割り込んだ。ただ、売り一巡後は持ち高調整の買いなどに下げ幅を縮小した。

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