ニューヨーク貴金属市況=パウエル議長証言を受けて金は上伸

2019/07/11 6:00:00

 10日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み上昇。
 NY金は大幅続伸。ニューヨーク取引序盤に公表されたパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言草案で、貿易摩擦や世界経済減速による米国経済への影響に対処するため「必要に応じて行動する」と示されたことから、今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げが実施されるとの観測が強まり、ユーロ・ドル相場でドルが下落。ドル建て相場に相対的な割安感が強まったことから、買い物が先行する展開。1トロイオンス=1410ドル台半ばまで上昇した。清算値(終値)確定後に公表された6月開催分のFOMC議事要旨で、参加者の多くが利下げを支持していることが改めて示されたため、金相場は時間外取引で一段と地合いを引き締め、一時1420ドル台を回復した。
 NY白金は大幅反発。パウエルFRB議長の議会証言を受けたドル安に加え、NYダウ平均が史上最高値を更新したことで、工業用需要拡大への期待も浮上。830ドル台まで買われた。

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