ニューヨーク貴金属市況=金は3日ぶり反落

2019/07/12 6:00:00

 11日のニューヨーク貴金属市場は、白金を除き下落。
 NY金は反落。前日のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言や、6月開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受けた米国の利下げ観測が、引き続き金相場を支援し、アジア取引時間帯に一時1トロイオンス=1429.40ドルまで上昇した。その後は利益確定の売り物に上げ幅を削るなか、米労働省が朝方発表した6月の消費者物価指数(CPI)が前月比0.1%上昇。変動の大きいエネルギーと食料品を除いたコア指数も0.3%上昇と、ともに市場予想を上回った。さらに、週間失業保険申請件数も良好な内容となったため、過度の利下げ観測が後退。NY金はマイナスサイドに転落した。
 NY白金は小幅続伸。NYダウ平均が連日の史上最高値更新、これを好感した買い物が先行した。しかし、金相場が値を消したため、白金相場も上値を抑えられる格好となり、前日終値水準で引けた。

関連ニュース(貴金属)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ