ニューヨーク貴金属市況=ドル軟化を眺めて金は反発

2019/07/13 6:00:00

 週末12日のニューヨーク貴金属市場は、パラジウムを除き堅調。
 NY金は反発。ユーロ・ドル相場でドルが軟調に推移し、ドル建て金相場に相対的な割安感が浮上したことから、買い物が先行する展開。本日発表された6月の米卸売物価指数(PPI)、同コア指数が市場予想を上回ったことや、NYダウ平均が連日の史上最高値更新となったため、売られる場面がみられたものの、売り一巡後は再び地合いを引き締めた。米シカゴ地区連銀のエバンス総裁が、追加緩和の可能性に言及し、物価の押し上げには複数回の利下げが必要との考えを示したほか、ムニューシン米財務長官が議会に宛てた書簡で、9月初めまでに債務上限達する可能性に言及。その上で8月の休会前までに債務上限を引き上げるよう求めたと報じられたことも、金相場の押し上げ要因となったとみられる。
 NY白金は続伸。NYダウ平均が連日の史上最高値更新となったことに加え、ドル相場の下落に伴う相対的な割安感も買い物を誘った。

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