ニューヨーク貴金属市況=金は反落、清算値確定後に下げ幅拡大

2019/07/17 6:00:00

 16日のニューヨーク貴金属市場は、まちまち。
 NY金は、6月米小売売上高が予想を上回ったことを受け、対ユーロでドルが上昇したため、ドル建て金の割高感が生じたことから売りが先行。ただ、月末の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に利下げ観測が強まっている上に、米中貿易摩擦をめぐり不透明感が根強いことから下げ渋り、清算値(終値)は小幅反落で確定。しかしその後の電子取引では、ポンペオ米国務長官が「イランがミサイル計画について話し合いに応じる用意があると表明した」と述べたとの報が伝わったほか、トランプ米大統領がイランとの協議に大きな進展があったと発言し、これらを受けて中東地域の過度な地政学的リスクが後退したため、安全資産とされる金は売られて下げ幅を拡大。1400ドル割れを試している。
 NY白金は5営業日続伸。ここ最近の強基調を継続し、一時は855.30ドルまで上昇。ただ、買い一巡後は利益確定売りに押されたほか、対ユーロでのドル高基調や金の軟調にも圧迫され、上げ幅を削る格好となった。

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