ニューヨーク貴金属市況=金は反発、IMF年次報告を受けて買い先行

2019/07/18 6:00:00

 17日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み堅調。
 NY金は反発。本日発表された6月の米住宅着工件数が予想を下回る低調な内容だったことなどを受けて対ユーロでのドル高基調が一服する中、国際通貨基金(IMF)がこの日公表した年次の「対外部門の安定性に関する報告書」で、ドルについて短期のファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)に基づき6〜12%過大評価されているとの見解を示したことも対ユーロのドル高基調に歯止めをかける格好。これによりドル建てで取引される金の割高感が後退したことから買い優勢の流れとなった。市場からは「前日引け後にイラン情勢への懸念後退などを背景に売られた流れに対する反動からの買い戻しも入ったようだ」との声も聞かれた。
 NY白金は6営業日続伸。対ユーロでのドル高基調が一服したことに支えられたほか、金が反発したことにも連れたが、欧米株安などを眺めた売りに押されたため、清算値(終値)は前日とほぼ同水準だった。

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