ニューヨーク貴金属市況=金は小幅反落、利益確定売りに押される

2019/07/20 6:00:00

 週末19日のニューヨーク貴金属市場は、白金を除いて軟調。
 NY金は小幅反落。ニューヨーク取引開始前の電子取引では、前日の清算値(終値)確定後に米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁の発言を受けて利下げ観測が急速に広がったことから、金利を生まない資産である金の買いが殺到した流れを引き継ぎ、一時は2013年5月10日以来の高値圏となる1450ドル台を回復。ただ、ニューヨーク取引開始後は急激に上昇した反動で利益確定の売りが膨らんだほか、米セントルイス地区連銀のブラード総裁が月末の連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅利下げは不要との見解を示したことも手仕舞い売りを誘ってマイナス圏に転落。高値(1454.40ドル)からは25ドル超も水準を切り下げる格好となった。
 NY白金は8営業日続伸。米利下げ観測の広がりなどを受けて前日引け後に金が急伸したことに追随。一時は865.50ドルまで上昇して約2カ月ぶり高値を付けたが、その後は金が急速に上げ幅を削りマイナス圏に転落したことに連れて伸び悩んだ。

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