ニューヨーク貴金属市況=金は反落、FOMC後に乱高下

2019/08/01 6:00:00

 31日のニューヨーク貴金属市場は、まちまち。
 NY金は反落。ニューヨーク取引序盤は、本日発表された7月のADP全米雇用報告で民間就業者数の伸びが市場予想を上回ったことを手掛かりに売り物が優勢の展開。その後は、米連邦公開市場委員会(FOMC)を前にポジション調整の売りも見受けられ、1トロイオンス=1430ドル台後半でもみ合い推移となった。注目されたFOMCでは、政策金利の0.25%引き下げが決まった。市場予想通りであったものの、発表直後には売り物が膨らみ、清算値(終値)確定後の取引で一時1420ドル台後半まで水準を下げた。その後、プラス圏に切り返す場面がみられたものの、パウエルFRB議長が会見で「長期的な緩和サイクルの始まりではない」と述べたことや、FOMCメンバーのうち、カンザス地区連銀のジョージ総裁、ボストン地区連銀のローゼングレン総裁が金利据え置きを主張したことなどから、予想よりもタカ派的との見方が浮上。再び売り圧力が強まり一時1420ドル台前半まで売られた。

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