ニューヨーク貴金属市況=米中貿易摩擦激化懸念で、金は大幅反発

2019/08/03 6:00:00

 週末2日のニューヨーク貴金属市場は、パラジウムを除き上昇。
 NY金は大幅反発。前日の清算値(終値)確定後に、トランプ米大統領が中国製品3000億ドル相当に10%の追加関税を課す方針を表明。貿易摩擦激化への懸念から安全資産としての「金」が買われる格好となり、アジア取引時間帯に一時1トロイオンス=1460ドル台まで急伸した。その後は持ち高調整の動きに伸び悩みとなり、1450ドル台前半でもみ合いとなった。ただ、欧米の株式市場が大幅下落となったことに加え、中国が米国の対中追加関税への対抗措置を取る用意があるとの立場を示したため、投資家のリスク回避姿勢が強まり、1450ドル台後半まで水準を戻した。
 NY白金は小幅反発。前日の下落の反動から買い戻しが先行した。ただ、米中貿易摩擦の激化で世界経済が減速するとの懸念に上値を抑えられた。

関連ニュース(貴金属)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ