ニューヨーク貴金属市況=金は清算値確定後に切り返す

2019/08/09 6:00:00

 8日のニューヨーク貴金属市場は、パラジウムを除いて軟化。
 NY金は、米中貿易摩擦の長期化などを背景に安全資産とされる金の買いが活発化し、約6年4カ月ぶりに1500ドル台回復を達成した前日の流れに対して買い過剰感が高まったことから、利益確定の売り物が先行する展開。米株価が大幅高となったことも金の売りを促し、清算値(終値)は5営業日ぶりに反落。ただ、その後の電子取引ではテクニカル的な買いが入ってプラス圏に浮上する場面もあるなど切り返す値動きとなっている。米連邦準備制度理事会(FRB)が9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げに動くとの見方が根強いことも、金利を生まない資産である金の買い戻しを誘った模様。
 NY白金は金の下落に連れたほか、対ユーロでのドル高基調にも圧迫されて反落となっていたが、清算値確定後の電子取引では金の切り返しと米株高を眺めて買い戻されている。

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