ニューヨーク貴金属市況=金は米中貿易摩擦緩和への期待感から反落

2019/08/14 6:00:00

 13日のニューヨーク貴金属市場は、パラジウムを除き下落。
 NY金は反落。引き続き香港での抗議活動に対する懸念に加え、世界経済の減速懸念を背景にアルゼンチン・ペソが急落したことから、投資家のリスク回避姿勢が広がり、相対的に安全な資産とされる金を買う動きが強まったことを背景に、夜間取引では一時2013年4月以来約6年4カ月ぶりの高値を付けていた。ただ、その後は米通商代表部(USTR)が9月1日に発動する対中制裁関税「第4弾」について、一部製品への適用を12月15日まで延期すると発表。さらに米メディアは、中国の劉鶴副首相がUSTRのライトハイザー代表やムニューシン財務長官と電話会談したと報道したことを受け、米中貿易摩擦の緩和に対する期待感が台頭したため、安全資産とされる金を売る動きが優勢となり反落となった。
 NY白金は欧米株価の上昇に連れる格好で、一時は反発となっていたものの、買い一巡後は金の下落に連れる格好で続落となった。

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