ニューヨーク貴金属市況=金は米中貿易摩擦の先行き不透明感などから続伸

2019/08/16 6:00:00

 15日のニューヨーク貴金属市場は、まちまち。
 NY金は続伸。本日発表された7月の米小売売上高が市場予想を上回る一方、鉱工業生産指数や週間新規失業保険申請件数が低調な内容となるなど、米経済指標が強弱まちまちな内容となったことから、一時は前日水準でのもみ合いとなっていた。ただ、その後は米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを加速するとの観測が浮上していることで、金利の付かない金を買う動きが優勢となったほか、中国財政省が米国による対中制裁関税「第4弾」の9月1日発動に「対抗措置を取らざるを得ない」と警告したことを受け、米中貿易摩擦の先行き不透明感が強まったため、投資家のリスク回避姿勢が広がり、相対的に安全な資産とされる金を買う動きが強まったことから続伸となった。
 NY白金は金やパラジウムの上昇に連れる格好で、一時は反発となっていたものの、その後は本取引中の欧米株価の下落に連れる格好で6営業日続落となった。

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