ニューヨーク貴金属市況=株高を背景に、金は続落

2019/08/20 6:00:00

 週明け19日のニューヨーク貴金属市場は、まちまち。
 NY金は続落。中国政府が前週、内需拡大を目指し刺激策を打ち出す方針を示したことに加え、ショルツ独財務相が18日、将来の経済危機に備えて「総力を挙げて」対処する健全な財政があるとの見方を示し、最大500億ユーロの追加支出が可能であることを示唆したため、投資家のリスク選好姿勢が強まり、安全資産としての「金」が売られる展開。一時1トロイオンス=1503.30ドルまで下落した。しかしその後は、安値拾いの買いが入り下げ幅を縮小した。市場では、21日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨公表や、23日に予定されているパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長のジャクソンホールでの講演を見極めたいとの思惑も強まっている。
 NY白金は続伸。中国やドイツの景気刺激策への期待から欧米株の堅調推移。これを好感した買い物が先行し、一時860ドル台に乗せた。

関連ニュース(貴金属)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ