ニューヨーク貴金属市況=金は小幅ながらもマイナス圏に転落

2019/08/27 6:00:00

 週明け26日のニューヨーク貴金属市場は、金を除いて堅調。
 NY金は小幅反落。米中両国による貿易をめぐる報復の応酬を受けて投資家のリスク回避姿勢が強まり、安全資産とされる金の買いが膨らんだ前週末の流れを引き継ぎ、一時は1565ドルまで大きく上昇。ただ、その後は急激に値を伸ばした反動から買い過剰感が高まり、いったん利益を確定させようとする向きからの売りに押されたほか、トランプ米大統領がこの日開催の先進7カ国首脳会議(G7サミット)で「中国が貿易交渉の再開を求めてきた」と述べ、これを受けて米中貿易摩擦激化に対する過度な懸念が和らいだことも金を圧迫。小幅ながらもマイナス圏に転落した。ただ、市場からは「米中貿易協議をめぐっては具体的な進展に欠けており、貿易摩擦激化への懸念は払拭されてはいない」との声も聞かれた。
 NY白金は小幅反発。トランプ米大統領の発言を受けて米中貿易摩擦激化に対する過度な懸念が和らぎ、工業用需要の低迷観測が後退したことから買いが先行。ただ、金が高値から上げ幅を大きく削ったことに連れて伸び悩む格好となった。

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