ニューヨーク貴金属市況=金は反発、1550ドルを回復

2019/08/28 6:00:00

 27日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み上昇。
 NY金は反発。トランプ米大統領は前日、中国政府から貿易協議再開の申し入れがあったと発言したが、これについて中国外務省の報道局長が電話をかけたか確認していないと述べたとの報が伝わり、米中貿易協議の再開期待が後退して投資家は再びリスク回避姿勢を強める格好。加えて、ドイツ連邦統計局が27日発表した2019年4〜6月期の実質国内総生産(GDP)が3四半期ぶりにマイナス成長となったことも投資家心理を冷やし、安全資産とされる金は買われやすくなる格好。1550ドルの節目を回復した。
 NY白金は続伸。中国の電気自動車など新エネルギー車の販売が今年1〜6月で62万台と前年同期比で5割近く伸びていたのが、7月は一転して4.7%のマイナスに転じるなど急ブレーキがかかったことを弱材料視する向きからの売りに押される場面もあったが、その後は金の上昇に追随して値を伸ばした。中国国務院(内閣に相当)が消費活性策の一環として、自動車購入に関する規制の緩和・撤廃を検討していると明らかにしたことを強材料視する向きもあった模様。

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