ニューヨーク貴金属市況=金は小幅反落、白金は900ドルを回復

2019/08/29 6:00:00

 28日のニューヨーク貴金属市場は、まちまち。
 NY金は小幅反落。投資家のリスク回避姿勢の強まりなどを背景に安全資産とされる金が買われやすくなっている最近の流れに対し、買い過剰感が高まったことから利益確定の売り物が先行。対ユーロでドルが堅調に推移し、ドル建てで取引される金の割高感が生じたことや、米株価の大幅上昇にも圧迫されたが、米中貿易協議の先行き不透明感が根強いことなどから下値は限定的。この日は主要な米経済指標の発表などがなく、手掛かり材料に乏しかったことから積極的な商いが控えられた面もあった模様。
 NY白金は3営業日続伸。前日に中国国務院が消費活性策の一環として、自動車購入に関する規制の緩和・撤廃を検討していると明らかにし、白金の自動車用触媒需要が高まるとの見方が改めて意識されたことから買いが膨らむ格好。米株価の大幅高にも支えられたほか、テクニカル要因による買いも多く見受けられ、4月30日以来およそ4カ月ぶりに900ドルの節目を回復するなど大きく水準を切り上げる展開となった。

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