ニューヨーク貴金属市況=金はリスク回避姿勢が強まり、4営業日ぶり大幅反発

2019/09/04 6:00:00

 連休明け3日のニューヨーク貴金属市場は、パラジウムを除き堅調。
 NY金は大幅反発。米中両国は1日、双方の輸入品に対する制裁・報復関税を拡大した。二大経済大国による貿易戦争の激化に加え、英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる先行き不透明感を背景に、欧米株価が全面安となったことから、投資家のリスク回避姿勢が広がり、相対的に安全な資産とされる金を買う動きが強まったほか、本日発表された8月の米ISM(供給管理協会)製造業景況指数が3年7カ月ぶりの低水準な内容となったことで、米連邦準備制度理事会(FRB)が今月の連邦公開市場委員会(FOMC)で、50ベーシスポイントの利下げに踏み切る可能性が強まったため、金利の付かない金を買う動きが優勢となり、4営業日ぶりの大幅反発となった。
 NY白金は欧米株価は軟調となったものの、金の上昇に連れ高となったほか、950ドルの節目を上抜いたことでストップロスの買いを巻き込み、一時は昨年3月以来約1年半ぶりの高値を付ける6営業日続伸となった。

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