ニューヨーク貴金属市況=金は6年5カ月ぶりの高値を付ける続伸

2019/09/05 6:00:00

 4日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み堅調。
 NY金は続伸。香港政府は4日、大規模デモの発端となった「逃亡犯条例」改正案の撤回を発表し、事態収束への期待感が広がったことに加え、中国の経済指標改善を受け、同国の景気減速に対する警戒感が後退したため、投資家のリスク回避姿勢が後退し、安全資産として買われていた金を売る動きが優勢となり、取引序盤は反落となっていた。ただ、その後はトランプ米大統領が4日、中国と通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)について「協議することは望んでいない」と語ったことから、米中貿易戦争に対する懸念が強まったほか、米連邦準備制度理事会(FRB)が17、18両日に開催する連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げを決定する可能性が強まっていることから、金利の付かない金を買う動きが優勢となり、一時は2013年4月以来約6年5カ月ぶりの高値を付ける続伸となった。
 NY白金は金や欧米株価の上昇に連れる格好で、一時は昨年2月以来約1年7カ月ぶりの高値を付ける7営業日続伸となった。

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