ニューヨーク貴金属市況=金はFRB議長発言を受け続落

2019/09/07 6:00:00

 週末6日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み軟調。
 NY金は続落。本日発表された8月の米雇用統計で、景気動向を示す非農業部門就業者数が市場予想を下回ったことから、投資家のリスク回避姿勢が広がり、一時は安全資産とされる金を買う動きが優勢となり反発となっていた。ただ、その後は米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がスイスの討論会で、今月17、18日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げを示唆したものの、将来の景気後退時に利下げできる余地が少なくなっているとの見解を述べたほか、景気後退は予想していないと発言したことが伝わると、売り優勢に転じたため続落となった。
 NY白金は前日に一時1000ドルの大台を回復するなど、最近の買われ過ぎ感に対するテクニカル売りや、金の下落に連れる格好で続落となった。

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