ニューヨーク貴金属市況=金は1カ月ぶりの1500ドル割れ

2019/09/11 6:00:00

 10日のニューヨーク貴金属市場は、まちまち。
 NY金は続落。12日の欧州中央銀行(ECB)理事会、来週17−18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、景気下支えのために一段の金融緩和に踏み切るとの見方が強まり、世界経済の鈍化懸念が後退。また、米中両政府が閣僚級通商協議を再開することで合意したことで、貿易摩擦激化への警戒感も和らいだ。これを受けて、投資家がリスク選好姿勢を強めたため、安全資産としての「金」が売られる展開。一時1トロイオンス=1490ドル台前半まで水準を下げた。その後は安値拾いの買いが見受けられたが、清算値(終値)は8月6日以来、約1カ月ぶりに1500ドル割れとなった。
 NY白金は続落。前日までの弱い地合いを引き継ぐ展開。為替相場でドルが堅調に推移し、相対的な割高感が強まったことも売り物を誘う格好となり、930ドル台前半まで下落した。

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