ニューヨーク貴金属市況=欧米の金融緩和期待から金は反発

2019/09/12 6:00:00

 11日のニューヨーク貴金属市場は、銀を除き上昇。
 NY金は反発。明日の欧州中央銀行(ECB)理事会や、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で一段の金融緩和が決まるとの見方から、金利を生まない「金」を買う動きが優勢の展開。前日まで4営業日続落となり、割安感が強まっていたことも買いを促し、1トロイオンス=1500ドル台を回復した。ただ、トランプ米大統領が対イランの制裁緩和の可能性を示唆したほか、中国政府が一部の米国製品を追加関税対象から除外すると発表したことで、地政学的リスクや世界経済の鈍化懸念が後退している。また、ユーロ・ドル相場ではドルが堅調に推移しているため、買い一巡後は伸び悩む格好となった。
 NY白金は反発。中国財務省が米国からの輸入品16品目について、追加関税対象から除外すると発表。米中対立の緩和期待から欧米株式市場が上昇した。これを好感した向きの買いに、一時940ドル台後半まで上昇した。ただ、ドル堅調による相対的な割高感が重しとなり、その後は上げ幅を削った。

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