ニューヨーク貴金属市況=金は一時1530ドル台、その後値を消す

2019/09/13 6:00:00

 12日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み上昇。
 NY金は続伸。欧州中央銀行(ECB)理事会で、マイナス金利のさらなる引き下げと量的緩和の再開が決まった。概ね予想通りであったものの、これを受けてトランプ米大統領が、ECBの利下げが米国の輸出に打撃を与えると主張し、米連邦準備制度理事会(FRB)に行動を起こすよう求めた。このため、主要中銀の金融緩和の流れが加速するとの思惑から、一時1トロイオンス=1530ドル台まで急伸、6日(1536.20ドル)以来の高値を付けた。しかしその後は、米中対立緩和への期待感が安全資産としての「金」の圧迫要因となったほか、利益確定の売り物も見受けられ、急速に上げ幅を削る展開となった。
 NY白金は続伸。ECB理事会で金融緩和措置が決まり、景気の押し上げ期待から欧米株価が堅調に推移し、一時960ドル台に乗せた。ただ、金相場が急速に上げ幅を削ったことを眺めて伸び悩む格好となった。

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