ニューヨーク貴金属市況=金は反発、リスク回避姿勢強まる

2019/09/17 6:00:00

 週明け16日のニューヨーク貴金属市場は、まちまち。
 NY金は反発。サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコの施設2カ所が14日未明、無人機による攻撃を受けたとの報が伝わり、投資家のリスク回避姿勢が強まったことから安全資産とされる金は買われる格好。加えてトランプ米大統領がこの日、サウジアラビアの石油施設への攻撃による原油価格急騰を絡め、ツイッターで「大幅に利下げし景気を刺激すべきだ」と表明し、米連邦準備制度理事会(FRB)に対して改めて追加利下げを要求したことも金利を生まない資産である金を支え、水準を切り上げる展開となった。
 NY白金は続落。米中通商協議の進展期待が高まっていることやNY金の上昇を背景に堅調推移となる場面もあったが、その後は対ユーロでのドル高基調や、緊迫化する中東情勢などを受けて欧米株価が軟調推移となったことに圧迫されて売り優勢の流れへと反転した。

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