ニューヨーク貴金属市況=ドル上昇を受けて金は大幅続落

2019/10/01 6:00:00

 週明け30日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み下落。
 NY金は大幅続落。トランプ米政権が米国の証券取引所に上場している中国株の上場廃止を検討していると報じられ、投資家のリスク回避姿勢が強まる場面がみられたが、米財務省やナバロ米大統領補佐官が報道を否定。中国商務省の王受文次官が、米中の閣僚級貿易協議を10月第2週に開くと述べたことが改めて材料視され、米中貿易協議の進展期待から売り物が優勢の展開。ドル指数が年初来高値を更新し、ドル建て金相場に割高感が強まったことや、1500ドルを割り込んだことによるテクニカル売りも膨らみ、下げ幅を拡大。1トロイオンス=1470ドル台前半まで水準を下げ、8月6日以来の安値圏に値を沈めた。
 NY白金は大幅続落。ドル堅調や金相場の下落を眺めた売り物が膨らむ展開。900ドルを割り込んだことでテクニカル売りが誘われたほか、9月のシカゴ購買部協会景況指数の下振れも嫌気された。

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