ニューヨーク貴金属市況=低調な米雇用指標を受けて金は大幅続伸

2019/10/03 6:00:00

 2日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み上昇。
 NY金は大幅続伸。本日発表されたADP全米雇用報告で、民間就業者数の伸びが市場予想を下回り、前月分も下方改定されたため、米労働市場に米中貿易摩擦の影響が波及しているとの警戒感が浮上。NYダウ平均が一時600ドル近い下落を演じるなど、投資家がリスク回避姿勢を強めたため、金相場は1トロイオンス=1510ドルに迫った。清算値(終値)確定後の取引でも強地合いを継続、一時1510ドル台に乗せた。英国の欧州連合(EU)離脱問題に絡み、ジョンソン英首相が離脱協定案の最終的な代替策を表明。EU側が譲歩しなければ今月末の期日に合意なしで離脱すると言明し、欧州経済の先行き懸念が強まったことも、安全資産としての「金」買いを促す要因となったとみられる。
 NY白金は反発。前日までの下落を受けた買戻しが先行。金相場の上伸やドル軟化も白金相場の押し上げ要因となった。ただ、欧米株価の急落に上値を抑えられた。

関連ニュース(貴金属)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ