ニューヨーク貴金属市況=金は一時1520ドル台

2019/10/04 6:00:00

 3日のニューヨーク貴金属市場は、まちまち。
 NY金は続伸。1日のISM(供給管理協会)製造業景況指数、前日のADP全米雇用報告が弱気の内容となる中で、本日発表された9月の米ISM非製造業景況指数も市場予想を下回ったため、米国経済の先行き懸念が強まり、一時1トロイオンス=1525.80ドルまで上昇した。しかしその後は、大幅下落となっていた米株価がプラスに切り返したため、金相場は上げ幅を削る展開となった。市場では「明日の米雇用統計を前に、利益確定売りが先行したようだ」との声が聞かれた。ただ、最近の弱い統計を受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)が10月29−30日に開く、連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げに踏み切るとの見方も強まっており、「利下げ観測が金相場を押し上げるだろう」との声も聞かれた。
 NY白金は横ばい。金相場の上場を眺めて一時900ドル台を回復する場面がみられたものの、低調な米経済指標を受けて需要の落ち込みを懸念する向きもあり、売り買いが交錯、清算値(終値)は前日と同水準となった。

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