ニューヨーク貴金属市況=金は米雇用統計を受け軟化

2019/10/05 6:00:00

 週末4日のニューヨーク貴金属市場は、パラジウムを除き軟調。
 NY金は反落。本日発表された9月の米雇用統計で、非農業部門就業者数は13.6万人増と市場予想(14.5万人増)を下回った。ただ、就業者数の前月分が上方改定されたほか、失業率は3.5%と前月の3.7%から低下し、約50年ぶりの水準に改善したため、投資家のリスク回避姿勢が後退。発表直後に一時1トロイオンス=1501.40ドルまで値を崩した。ただ、平均時給が前月から横ばいとなるなど、賃金の伸びが鈍化していることが明らかとなり、その後は下げ幅を縮小する展開。一時プラス圏に浮上する場面がみられたが、清算値(終値)は小幅マイナスとなった。市場では「米雇用統計は警戒されたほど弱い内容ではないが、追加利下げ観測が大きく後退する内容でもない」との指摘が聞かれた。
 NY白金は下落。米雇用統計発表直後には、ドル相場の上昇を眺めて870ドル台後半まで売られたものの、その後は欧米株価の上昇を好感した買いに下げ幅を縮小した。

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