ニューヨーク貴金属市況=金は清算値確定後に買い戻される

2019/10/09 6:00:00

 8日のニューヨーク貴金属市場は、金を除いて堅調推移。
 NY金は、米中貿易協議の進展期待が薄れる中、9日(日本時間10日午前3時頃)公表の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の内容を見極めたいとの思惑から様子見ムードが漂い、小幅ながらも3営業日続落で清算値(終値)は確定。ただ、その後の電子取引では米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が全米企業エコノミスト協会の会合で、世界経済へのリスクを背景に追加利下げにオープンな姿勢を示唆したほか、保有資産を再び拡大させる考えも示したことから、金利を生まない資産である金を買い戻す動きが広がる格好。一時は1515.30ドルまで上昇するなど水準を切り上げる展開となっている。
 NY白金は小幅続伸。新規の独自材料に乏しい中、テクニカル的な買いに支えられて小幅ながらもプラス圏で推移。また、清算値確定後の電子取引では、パウエルFRB議長の発言を受けて金が上昇したことに連れて値を伸ばしている。

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