ニューヨーク貴金属市況=金は反発、トルコの軍事介入を受けて買い先行

2019/10/10 6:00:00

 9日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み堅調。
 NY金は反発。中国が米国との緊張緩和に向け、10日再開予定の米中閣僚級貿易協議で米農産物の購入拡大を提案すると英紙フィナンシャル・タイムズが報じ、貿易協議の進展期待が高まったことから頭重くなる場面もあった。しかし全般的には、トルコのエルドアン大統領がシリア北東部でクルド人勢力を標的とした軍事作戦を開始したと表明し、内戦が続くシリア情勢をさらに悪化させるとの懸念が生じたことから、投資家がリスク回避姿勢を強めたため、安全資産とされる金は買われる格好となった。なお、清算値(終値)確定後に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、複数の参加者が0.5%の利下げを主張したことなどが明らかになったが、金相場の反応は限定的。
 NY白金は3営業日続伸。英紙フィナンシャル・タイムズの報道などを受けて米中貿易協議の進展期待が高まり、欧米株価が上昇したことを背景に買いが先行。金の上昇にも支えられ、一時は900ドルの節目を回復した。

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