ニューヨーク貴金属市況=金は反落、一時1500ドル割れ

2019/10/11 6:00:00

 10日のニューヨーク貴金属市場は、まちまち。
 NY金は反落。トルコによるシリア北東部への軍事介入や米中貿易協議の先行き不透明感を背景に、安全資産とされる金が買われやすくなって値を伸ばす場面もあった。しかしその後は米政府が一部米企業に、中国の通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)に対して機密度合いの低い製品を供給することを認めるライセンスを近く発行する見込みだと米紙ニューヨーク・タイムズが報じたことや、トランプ米大統領が中国の劉副首相と11日にホワイトハウスで会談すると明らかにしたことを受け、10日からワシントンで再開した米中閣僚級通商協議をめぐる過度な懸念が後退したため、安全資産とされる金は一転して売られる格好。一時は1500ドルの節目を割り込んだ。
 NY白金は4営業日続伸。金の下落に圧迫される場面もあったが、その後は過度な米中通商協議をめぐる懸念の後退などを背景に欧米株価が堅調推移となったことを眺めて買い戻される格好。同じ白金系貴金属であるパラジウムの上昇にも支えられた。

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