ニューヨーク貴金属市況=金は続落、安全資産としての魅力が低下

2019/10/12 6:00:00

 週末11日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み下落。
 NY金は続落。米中閣僚級貿易協議が10日から始まり、初日を終えてトランプ米大統領が「非常に順調だった」と内容を高く評価。協議2日目となる11日にもツイッターで「順調に進んでいる」との認識を示した。これを受け、トランプ大統領と中国の劉鶴副首相との会談で、少なくとも部分的な合意が成立してエスカレートする貿易戦争に歯止めがかかるとの期待感が高まる格好。また、英国と欧州連合(EU)がEU離脱案の見直しについて本格的な交渉に入ることが決まり、月末の離脱期限に向けて合意実現の可能性が急浮上。こうした背景から投資家がリスク回避姿勢を後退させたため、安全資産とされる金の魅力が低下して売り優勢の流れとなった。
 NY白金は反落。欧米株価の大幅高に支えられて堅調推移となる場面もあったが、その後は金の下落に連れ安となった。10日までに4営業日続伸となっていたことでテクニカル的な売りも見受けられた模様。

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